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はじめまして。私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

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息子の誕生・少し焦った

 

 

  息子が生まれてからの物語91話目

 

 

8月11日朝8時、

息子は手術室へ向かう。

 

 

 

ベッドに寝かされたまま移動するが、

何が起こるかわからず、

 

必死の抵抗をする。

 

 

何するの!

 

 

イヤだー!

 

 

助けてー!

 

 

息子は声が出ないが、

そう叫んでいるように感じた。

 

 

涙を流しながら

全力で起き上がろうとするが、

何重ものベルトでしばられ

起き上がることができない。

 

 

「しょうちゃん、

 手術したら、

 口から呼吸できるように

 なるんだよ。

 

 声が出せるように

 なるんだよ。

 

 もう少しの我慢だよ。

 がんばって」

 

 

手術室に向かいながら

息子の手を握る。

 

 

私も妻も涙が止まらなかった。

 

 

息子が手術室に入った後、

私と妻は待合室へ。

 

 

広い待合室には、

30人ぐらいの患者の家族がいた。

 

 

みんな心配そうな表情をしている。

 

 

大学病院の手術なので、

みんな息子のような病気や障がいが

あるのだろうか?

 

 

続く。

 

 

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